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スマホ首と肩こり|スマホ首ではなぜ肩や首への負担が増えるの?

コラム

前回のコラムでは、スマホ首(ストレートネック)とはどのような姿勢なのか、そして骨・関節配列(アライメント)の観点から実際にどういう状態になっているのかということを少し詳しくお伝えしました。

スマホ首の方は、肩甲骨や首まわりの筋肉が固く、動きが悪いことが非常に多いです。

では、スマホ首になるとなぜ肩や首への負担が増えるのでしょうか?

第2回は、『スマホ首と肩こり|スマホ首ではなぜ肩や首への負担が増えるの? 』です。

さっそくですが、スマホ首の状態を積み木で例えてみましょう。

積み木が二つあり、それらを上下に積む場合、当たり前ですが、重心の位置を合わせて真っすぐ積めば安定しています。

しかし、ずらして積んだ場合は不安定になり、上の積み木の重心が下の積み木から外れれば上の積み木は落ちてしまいます。

上の積み木が落ちないようにするには、図のように反対側から引っ張るか、落ちる側から支えるかのどちらかでしょう。

落ちる側の反対側から引っ張る、身体のなかでこの役割をするのは主に筋肉です。

前に突き出ている頭が落ちないように、後ろに引っ張る筋肉たちが固くなり支えてくれているのです。

頭は重いですので(体重の約10%)、スマホ首になると肩や首まわりの筋肉にはかなりの負担になります。

肩こりが生じやすい筋肉(図で示しました)のほとんどは、頭が前に突き出たスマホ首になったときに固くなりやすい筋肉です。

しかしスマホ首では肩や首まわりの筋肉が固くなる一方で、うまく使えていない筋肉もあります。

ですので、それらの筋肉のバランスを整えることでスマホ首が改善されていき、肩や首の負担が軽減することで肩こりなどの症状も改善されていきます。

ただ実際には、肩や首まわりの筋肉が固くなっていても肩こりを感じていない人も多くいらっしゃいます。

そこで、次回は肩こりとはそもそも何だろう?ということについてお伝えしたいと思います。

スマホ首(ストレートネック)を良くしたいと思っている方、ぜひ一度フィジカルコンディショニングセンター成増までお越しください。