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スマホ首と肩こり|スマホ首のチェック方法

コラム

前回は、肩こりについての基礎的な説明をしました。

スマホ首は肩こりが生じやすい不良姿勢ですが、自分がスマホ首かどうかどのように確認すればよいのでしょうか。

第4回は、『スマホ首と肩こり|スマホ首のチェック方法』です。

今回は3つの方法をお伝えしたいと思います。

まず一つ目は、横からみたときの姿勢です。
単純ですが、やはり一番大事です。
家族や友人の方の協力が必要ですが、立った姿勢を横から撮影してもらいましょう。
客観的に自分の自然な姿勢をみることができます。
立ち方は、いつもどおり楽に立ち、目線は前を向いてください。
目線によって頭の位置が変わってしまうので注意してくださいね。
理想的な姿勢では、肩と耳の位置が一直線になりますが、
スマホ首では、肩に対して耳が前にずれています。

二つ目は、頭頚部の動きです。
仰向けに寝た状態で、そこからゆっくりと頭を挙げてください。
正常であれば、顎が引けた状態で頭が挙がります。
ですがスマホ首だと、顎が引けずに上がったまま、頭が水平に挙がってしまいます。

ここで第1回の内容を思い出してください。
スマホ首になると、上位頚椎が伸展し、下位頚椎が屈曲してしまうということをお伝えしました。

そのような頚椎の配列は、実際に動きにも影響しています。
スマホ首の場合、
屈曲であれば、正常と比較して下位頚椎の屈曲が優位になり、
伸展であれば、正常と比較して上位頚椎の伸展が優位になることが多くなります。

肩こりの方だけでなく頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症の方などは、そのような動き方になっていることがとても多いです。
動きの角度(量)はもちろん大事ですが、動きの質もかなり重要だということを知っていただければと思います。

三つ目は、肩の動きです。
立った状態で、ゆっくりと前から腕を挙げてください。
ポイントは耳に腕をつけるようにすることです。
正常であれば、耳に腕がついたまま180°腕が挙がります。
しかしスマホ首になると、肩甲骨の動きが悪くなりやすいため、腕が180°挙がらなかったり、耳に腕がつかなかったりします。

スマホ首のチェックをしてみていかがでしたか?

スマホ首ではなかった方も悪い姿勢でスマホを使用したり、悪い姿勢で座っていたりするといつかスマホ首になってしまうかもしれません・・・

次回はスマホ首の予防についてお伝えしたいと思います。

スマホ首(ストレートネック)を良くしたいと思っている方、ぜひ一度フィジカルコンディショニングセンター成増までお越しください。